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歯列接触癖(TCH)とは・・・
こんにちは。衛生士のAです!
毎日暑い日が続いていますね。ウイルス対策と熱中症対策をばっちり行っていきましょうね!
さて、今日はTCHについてお話します。
まず、TCHとはトゥース・コンタクティング・ハビット(Tooth Contacting Habit)の略称で。日本語では歯列接触癖(しれつせっしょくへき)と呼ばれるものです。
ものすごく簡単に言うと。上と下の歯が不必要にかみ合っている事
一般的に「かみ締め」や「食いしばり」などもこれにあたります。
そんなの普通のことなのでは?と思われると思いますが、実は、人は食事や会話の時以外に瞬間的に歯が接触するだけで、それ以外の時間は上下の歯は接触してはいない。というのが正しい状態なのです。接触時間を累計で考えたとしても、実は15~20分ほどしか触れ合っていないと言われています。
ところが、考え事や集中しているとき、最近ではパソコンやスマホの操作で顔を下に向けているときなどに上下の歯が強くはないが接触している。
このような状況が長時間続けば筋肉が疲労し関節への血の巡りが悪くなり、足がしびれたときと同じで、感覚が過敏になって痛みをもたらす状態に陥りやすくなります。
簡単にチェックする方法としては
①舌に歯型がある
②頬の内側に白い線がある
などがあげられるので是非、ご自分の口の中を鏡で覗いて確認してみてください。
このTCHという状態がひどくなると顎関節症以外にも頭痛や肩こり、など身体の全体が疲労して各症状を起こしてしまいます。
自覚症状がある方は
①認知する事(テレビやパソコンに張り紙をして「歯を離す」など意識して改善するようにする)
②改善しないのであれば歯科医院に相談して、マウスピースなどの検討をするようにする。
TCHは症状が軽い内に対処をしないと、悪化させてしまうと歯にひびが入る・歯が折れる・歯が揺れる・歯茎が下がる・歯並びが乱れる・・・など口腔内によくない症状がたくさん出てきます。
気になる方は当医院にご相談ください
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